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アメリカとイギリスの歯に対する考え方の違い

その23

アメリカで審美歯科が発達しているのは、ご存じの通りだが、意外にもイギリスは歯に対する意識がアメリカほどではないらしい。昨年アメリカに住む日本人の友人を訪ねたとき、8才になるその友人の娘は歯の矯正中だった。少し前歯が出ていたからそれを直しているのだろう。アメリカではそれはあたりまえの範疇に入る。もちろんその家庭の収入や考え方にもよるところは大きいと思うが。ところが「お金とモノから解放されるイギリスの知恵」(井形慶子著・大和書房)によると、イギリス人はあまり歯並びを気にしないそうだ。そういえば、この本にも書いているように、イギリス人スパイが主役のコメディ映画「オースティンパワーズ」のスパイ役の俳優は、茶色でガタガタの義歯をつけていた。どうやらこれがイギリス人の証ということらしい。手入れの行き届いた庭で焼きたてのスコーンにたっぷりとクローデットクリームを塗りながらアフタヌーンティーを楽しむ優雅なイメージがあるイギリス人が、意外にも歯並びを気にしないとは。この本によると、イギリス人は歯並びもその人の持つ個性として認めるらしい。やはりアメリカ人の歯に対する意識は審美歯科の分野では世界のトップだ。日本はまだ、これからだなあ。それにどうも、歯の白さや歯並びについて人前で語るのは、はばかられる感じがする。なんとなく、日本特有の「奥ゆかしさ」的なニュアンスが、日本人の歯への取り組みを消極的にしているような気がするのだが。私自身興味があるのは、もう少し年をとったら本格的なホワイトニングをやってみることだ。すべて色あせてくる年齢だからこそ、歯ぐらい健康なイメージを維持したい。それにやっぱり、白い歯というのは、男女に関わらず、顔やスタイルの良さに匹敵するくらいの重要な美醜のポイントだと思うのだ。それに人に与える清潔感も大きい。年をとったら、この清潔感というのものが大事になってくるような気がする。いくつになっても、笑うときは、心から笑いたい。そのためにも自分自身のメンテナンスは怠らずにいたいものだ。


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