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Q インプラントの治療は誰でも受けられるのですか? 高齢者や骨粗鬆症の人にはできないのですか?

A 高齢であること、骨粗鬆症であることは、治療を受けられない理由にはなりません。大切なのは、あごの骨の量と全身の健康状態です。重度の糖尿病や肝臓病、高血圧症、腎臓病などの全身疾患がある方は、インプラント治療を受けられません。なぜなら、外科手術に耐えられないからです。ただし、軽度であれば可能なこともあります。いずれにせよ、手術できるかどうかは、主治医の意見をもとに決定します。 まず、高齢について。インプラントが骨と癒着するメカニズムは、傷が治るのと同じです。お年寄りも、傷は必ず治ります。ですから、インプラントを入れることに何の問題もありません。骨粗鬆症とインプラントについては、1993年にスウェーデンのアンドレーゼという研究者が「インプラントジャーナル・オーラルマキシロフェイシャル」という歯科雑誌で、「骨粗鬆症であることはインプラント治療の危険因子にはならない」と発表しています。1995年から1996年にかけても、歯科雑誌「JOMI」に複数の歯科研究者が同様の結果を報告しています。



Q インプラント治療を受けたいと思っていますが、すぐに治療してもらえるのでしょうか?

A 歯周病などを完全に治して感染源をなくすとともに、コンピュータシミュレーションを使って綿密な治療計画を立ててから治療に入ります。これらの検査をして、万全の治療計画を練り、ようやくフィクスチャーを埋め込む手術へと進みます。初診から手術までの期間は、お口のなかの状態、インプラントの埋入本数にもよりますが、おおよそ1か月から2か月かかります。



Q 手術には入院が必要ですか?

A 基本的に必要ありません。入院が必要となるのは、全身麻酔で手術をする場合のみです。とはいえ、全身麻酔でインプラントを行っている施設は大学病院など限られています。ほとんどの歯科医院では歯科麻酔で手術をしますから、その日のうちに帰れます。 手術そのものにかかる時間は30分から3時間ほどです。手術前の準備や手術後に止血するために休んでもらう時間を含めても、朝からの手術の場合は遅くとも昼過ぎ、午後からの手術の場合には夕方には帰ることができます。



Q 外科治療ときくと、恐ろしい気がします。大丈夫なのでしょうか?

A 適切な処置をすれば、恐ろしいことは一つもありません。痛い、怖い、危険などなど、手術につきまとうのは悪いイメージばかりです。手術と聞くだけで恐怖心や嫌悪感を抱く方は少なくないでしょう。 しかし、インプラントの手術には、実際には危険も痛みもほとんどありません。 外科的治療、つまりからだにメスを入れるのですから、その意味での危険は伴います。しかし、この危険性は、万全の態勢で臨めば回避できます。痛みについては、麻酔をかけて行いますので、感じることはありません。



Q インプラントの手術時間はどのくらいですか?

A インプラントの本数によりますが、手術そのものは短くて30分、長くても3時間ほどで終わります。それ以上、時間がかかる場合には、2回に分けて手術を行います。 治療では、まず痛みを感じないように10〜20分かけて麻酔液を入れます。 手術が始まり、終了したら、止血するまで小1時間ほど休んでから帰っていただきます。 すべての時間を合計すると、最長で4〜5時間ほど。昼頃にくると夕方には家に戻ることができます。



Q 手術のあと痛くなったり、腫れたりしないのですか?

A 人によって程度が異なりますが、痛み、腫れ、しびれがでることがあります。しかし、1週間〜3週間を経過すれば、自然とおさまります。また、大変まれなケースですが、痛みが1週間以上続く場合は原因を考える必要があります。残存する天然歯の痛みかもしれませんし、挿入部位の痛みであれば、感染による反応かもしれません。骨質が極端に固い場合は、骨形成時の外科的な侵食が通常よりも大きくなってしまった可能性も考えられます。いずれにしても対処法はありますので、1週間以上痛みが続くときはインプラント専門医の処置を受けてください。




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