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Q 手術のあとの食事について教えてください

A 総インプラントの方の場合は、歯肉の傷を守る意味でも、手術後2週間は入れ歯を使わず、舌でつぶせるようなやわらかいものを食べていただくことになります。おかゆ、やわらかく煮こんだ野菜、ペースト状にした肉や魚などがよいでしょう。 天然歯が残っているなかに数本インプラントを入れた場合には、普通に食事をしていただいてかまいません。ただ、おせんべいなどの硬いものは2週間ぐらいは控えていただいたほうが安心です。



Q インプラント義歯を使い始めてから、隣の歯が悪くなりました。また、追加のインプラントを入れないといけないでしょうか?

A 隣の歯1本だけなら、上部構造を延長してカバーすることができます。一般のブリッジは天然歯を削って支台にしますが、インプラントの場合はインプラント義歯をつくりかえます。ネジでとめるタイプのインプラント義歯の場合、簡単に取り外すことができます(簡単といっても、歯科医師が特別な道具を使わないとはずせません)。このインプラント義歯を隣の歯に渡るような形に加工しなおしますので、今のインプラント義歯を無駄にすることがありません。



Q インプラント義歯は壊れることはないのですか?壊れたらどうするのでしょうか?

A 大きな力が加われば壊れることはあります。壊れたときに、フィクスチャー自体が折れてしまわないように、義歯とインプラントをつなぐネジが意図的に壊れやすくつくってあるものもあります。またネジが折れないような構造にすることが大切である、と考える学派もあります。インプラントに力が加われば折れる。だから、まずオーバーロードにならないように、インプラントの本数を多くして加わる力を分散させ、インプラント1本1本に過重な負担がかからないように調整する。そのうえで、ネジをチタン製にし、くびれもなくして折れないような構造にすれば、インプラントは壊れることはないという考え方です。



Q おせんべいやステーキなど、何でも不自由なく噛めますか?

A 天然歯で噛めるものは、何でも噛めます。せんべい、たくあん、フランスパン、肉類など、普通の入れ歯では思いきり噛めなかったものでも、インプラントなら大丈夫です。犬にインプラントを入れて、どのぐらいの力でひっぱると、ぬけてしまうかという実験が行われたことがあります。その結果は、上あごで50キログラム、下あごで100キログラム。犬と人間をまったく同じに考えることはできませんが、インプラントが骨と強く結合していることがおわかりになると思います。



Q インプラントは歯槽膿漏になりますか?

A プラークコントロールさえできていれば、天然歯が歯槽膿漏になる確率よりもずっと低いです。天然歯と歯肉の間にプラークが入りこむのと同様、アバットメントと歯肉の間にもプラークが入りこんで歯周病の原因になるわけですから、その違いは気になるところです。しかし、実際にインプラントでは、プラークが歯肉に入ってくると「バイオロジカルシール」というものが形成され、歯肉の中にバリアとして機能します。したがって、インプラントが歯周病になりやすいことはありません。インプラントの健康を維持するには、天然歯と同様、正しい歯磨きを実行して、プラークコントロールをすればよいわけです。




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